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加賀の千代

子どもらに山拝ませて氷室餅

 「俳諧草稿」所収。季語は「氷室餅(もち)」(夏)。「ままごとをして遊ぶ子供たちに氷室餅を分けてやり、氷室餅の由来などを話して聞かせた。この後、白山を拝ませて、みんなで氷室の朔日(ついたち)を祈った」との意。旧暦六月一日(氷室の朔日)加賀藩から将軍家へ氷を献上するのが慣例だった。松任では「白山氷」「ガバリ」と呼ばれる天然氷や無病息災を祈る「氷室餅」「氷室饅頭(まんじゅう)」が売られた。千代が故郷松任の民間行事の感懐を、飾ることなく表現した佳句である。

 (俳文学会員・山根公)

 

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