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加賀の千代

かけたらぬ女心や土用干

 「自撰真蹟俳句帖」所収。季語は「土用干(どようぼし)」(夏)。「梅雨明けの晴れた日、開けっ放しや部屋のあちらこちらにひもを張るなどして、着物や帯など衣類や調度品に風をあてる土用干しをした」との意。土用干しはカビやむしくいを防ぐため、衣類や日用調度品を出し、陰干しにすること。暑さが厳しい土用の頃に行う行事で、土用干しの日は女性にとってたんすの底払いである。他人に衣類や調度品を見せびらかしたいわけではないが、一つでも多くのものを出し、風をあてたい女心の機微をとらえた生活句である。 (俳文学会員・山根公)

 

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