トップ > 石川 > 加賀の千代 > 記事

ここから本文

加賀の千代

とぼし灯の用意や雛の台所

 「獅子物狂」他所収。季語は「雛(ひな)」(春)。「女の子の健やかな成長を祈るひな祭りの日の夕暮れ。台所で料理の準備を整えながら、おひなさまに明かりをつけてあげるために騒いでいる近所の若い娘たちも生きたおひなさま。だから、ひな祭りの日の台所はすなわちおひなさまの台所である」との意。<とぼし灯>はともしびのこと。これをともしたのは訪れる客のためだ。<とぼし灯の用意>というような御殿ふうの言葉遣いは、いかにもひな祭りにふさわしいのであって、それがこの句の面白さである。千代二十一歳の時の句。 (俳文学会員・山根公)

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索