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加賀の千代

仮初の水にもさはぐ蛙かな

 「可佐利那止」他所収。季語は「蛙(かわず)」(春)。「苗代田ができる頃になると、畦を切って、水を少しずつ田に流し込む。田の水口などに蛙(カエル)が集まってきて、ギャアギャアまたコロッコロッと一日中やかましく鳴き立てている」との意。カエルは陸にも水にもすめる両生類の小動物。早春から夏にかけて最も身近な生物の中の一種でもある。苗代田から聞こえる絶え間ないカエルの群れの合唱を詠んだ句である。女性には苦手な人も多いカエルだが、動物を愛した千代はカエルを題材にした句を二十一句詠んでいる。

  (俳文学会員・山根公)

 

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