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千代女の謎

「朝顔に釣瓶とられて」の鑑賞は

 <朝顔に>は、朝早く食事の仕度に起き出し、水を汲もうと釣瓶井戸のところへ来てみると、釣瓶に朝顔が美しい花を咲かせてからみついている。切ってしまう気にもなれず、隣家で水をもらって間に合わせた、との句意である。句切れは<もらひ水>。<とられて>でもいったん切れる。花の命を慈しむ千代女の女性らしい優しさを詠んだ句として賞賛される。この句は<もらひ水>をした理由を読者にわかりやすく伝えている。また<朝がほや>の句形に比べて作者千代女の言わんとするところがストレートに伝わってくる。季語「朝顔」(秋)。  (俳文学会員・山根公)

 

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