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千代女の謎

千代尼と深交を結ぶ俳人を教えて(10)

 井波御坊に参詣した千代尼は、道中でも井波でも、人に顔を見られないようにしていたが、次第に人が見知って「千代だ。千代だ」と騒ぎ出したので井波を抜け出し福野の片石亭(俳人其汀)にもよらず帰途についた。しかし「道すからしらぬ御人につれ」だって「せひともにまねかれ」て加賀津幡に在る大聖寺藩本陣の客になった。ここで<夕暮をよそにあづけて紅葉哉>の句をのこし、連れがあったため、同所の河合見風にもあわず書簡を託して帰ったのであった。この書簡の中で<雁の名残思ひ付日や帰り花>の句を山叩に示している。 (俳文学会員・山根公)

 

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