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千代女の謎

俳文学者村松友次の千代尼評価を教えて(上)

 千代尼が俳諧に手を染めた頃は美濃派・伊勢派の勢力の交替する時期であった。支考や乙由の教えを受けた多くの俳人の中で、支考や乙由以上に有名になった者といえばこの千代尼の他にはない。千代尼は生前しかもすでに年若いうちにあまりにも有名になったために、付会された逸話伝説に飾られすぎ、そのために今日かえってその評価の上で不利をこうむっている。しかし、低俗化の甚(だ)しかった美濃派・伊勢派の中にあって、適当に、それらの調に合わせながら、すなおで繊細な句を詠んで、世の喝采を浴びたことは偉とするに足りる。  (俳文学会員・山根公)

 

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