トップ > 石川 > 千代女の謎 > 記事

ここから本文

千代女の謎

千代尼の康工宛手紙二通を教えて(下)  

 「<誰がためぞあぶなき空に帰り花> 御聞上可被下候かさねて御評可被下候 素園」とある。康工は越中戸出の俳人。乙由・希因の両門下、俳画を能くし、「俳諧百一集」(明和二年刊)の千代尼画像は康工が描いたのだろう。康工の俳画は当時有名だった。康工は千代尼と永い俳友であって次の句がある。千代尼亭<朝顔や浮世かまへる垣はなし>康工 <秋の暮は泣くをたのしむ老の友>康工 尼の訃を聞いた彼は 素園尼の身まかり給ひける行年に任口上人の「大かたの月をもめでし七十三」と老のうの吟を思ひ出して 月をめで花を見つくし七十三 康工  (俳文学会員・山根公)

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索