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千代女の謎

千代女の剃髪時期を教えて(下)

 「(前回の続き)けさよりは人をしのぶのすり衣時雨の雨も色かへて降れ」など心情のこもった述懐や贈答の歌もまじっている(「内山逸峰紀行文集」)。梅下宛手紙には剃髪時の様子として「その折からの句に 髪をゆふ手の隙あけてこたつ哉 といたし」と剃髪吟に言及し、さらに「うまれつきよわく候ゆへ、どなたへも御ぶさたに打過ぎ」(宝暦五年一月)と書いており、剃髪時の千代女の体調は決して良くなかったのだろう。剃髪を契機として、素園と法名を名乗り、千代尼、尼素園、そえん、千代尼素園と署名した。「俳諧百一集」に千代尼の肖像がある。 (俳文学会員・山根公)

 

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