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千代女の謎

雲裡坊と千代尼との交流を教えて(下)

 雲裡坊は支考門で尾張国の人。のち伊勢桑名に移住し、また近江国無名庵五世となり、一七四九(寛延二)年幻住庵を再興した。十七歳の時、美濃派開祖支考から「あたまからふしぎの名人」と賞賛された千代尼は、それほど発句はうまくなく、如白宛消息に「あっぱれ柳旨と梅布(上州の女性俳人)の方が、やがて上手になるだろう」と述べている。上州俳壇の女性俳人の育成を意図してのほめたたえる言葉である。富永嘉兵衛栄景(俳名如白)は姫街道沿いにあり、能登輪島の文帯は定期的に商いのため訪れて俳諧を楽しみ、商いに精を出していた。 (俳文学会員・山根公)

 

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