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千代女の謎

雲裡坊と千代尼との交流を教えて(上)

 雲裡坊(一六九二〜一七六一年)の如白宛手紙(十月二十二日付)には、雲裡坊が加賀に遊んで、千代尼と対面した折の様子を伝えている。千代尼が剃髪した一七五四(宝暦四)年の執筆と推定されるこの書簡では「此度加賀にて千代にもあひ申候処、中々名のみの事にてさらに上手かなとも不存候。天晴柳旨・梅布は追而千代が上に立べきやうに被存候。尼素園へ 手ぞめせし出はへ(栄)へ見せよ秋日和 雲裡 かへし 都までの日和をいのりて降ることは空も忘るる紅葉かな 尼素園」とある(「上州富永家の俳諧」)。

  (俳文学会員・山根公)

 

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