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千代女の謎

『俳諧百一集』に千代尼画像ありますか(下) 

 「(前回からのつづき)おとりよせになって、おなぐさみにごらんくださいませ」とあり、「俳諧百一集」を千代尼自身も披見していたことがわかる(「加賀の千代全集」参照)。「俳諧百一集」は芭蕉を巻頭に、康工を含め麦林(乙由)で終わる俳人一〇〇人を選び、画像と一句を掲げ、千代女の場合、尼姿の絵に「落鮎や日に日に水のおそろしき」を掲げている。季語は「落鮎」(秋)。尼姿は実物によく似ていたので、友人仲間で「俳諧百一集」(希少な俳人墨蹟の一つ)を持ちまわして評判していた。若いころの美貌が、なお偲ばれる絵姿である。 (俳文学会員・山根公)

 

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