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箱根を走る 兄弟の夢 金沢龍谷高3年の双子ランナー 中西唯翔(ゆいと)、大翔(たいが)選手 

「2人で箱根駅伝に出たい」と話す中西唯翔選手(右)と大翔選手=金沢龍谷高で

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 兄弟二人で箱根を走る。そして学生を代表するランナーに−。ともに金沢龍谷高校陸上競技部の三年で、兄の中西唯翔(ゆいと)選手と弟の大翔(たいが)選手。一月の全国都道府県対抗駅伝で県代表の一員として走り、実力を示した伸び盛りの二人だ。春からは同じ大学に進む。高校で培った力と自信を胸に、次の夢へと走りだす。(小坂亮太)

 「自分たちでは似ていると思わないけど、周りには言われる」。双子で、身長一六七センチと背格好もうり二つ。小学生のころは野球をしていたが、ともに金沢市緑中学校で陸上を始め、長距離の道に。以来「負けたくない」と互いに対抗心を燃やし、競い合っている。

 大きかったのは龍谷高の須加敬夫監督との出会い。緑中と距離が近く、練習場所も同じで、中学時代から指導を受けてきた。全国中学校体育大会にそろって出場し、県外の強豪校からも誘いがあったが、龍谷への進学を選んだ。

 高校では全国高校総体出場を目標に掲げて練習に励んだ。三年になり、最後の機会だった昨年。全国を懸けた北信越総体で大翔選手が1500メートルで二位、5000メートルで五位、唯翔選手も5000メートルで六位に入り、念願の全国をつかんだ。

 唯翔選手は「なかなか結果が出ない中、練習量を増やして北信越には自信を持って臨めた。強い選手が多い中で六位になれて一番心に残っている」。十月に5000メートルで14分05秒72の県高校新記録を出した大翔選手も「全国総体で決勝に残れたし、高校で想像以上に記録が伸びた」と自信を深めた。

 全国高校駅伝は県予選三位が最高で、一度も本大会に出られなかったが、一月の都道府県対抗には大翔選手が一区、唯翔選手が五区で出場。大翔選手は十五位、唯翔選手は二十位と、全国のランナーとも張り合う力があることを証明し、自身も成長を実感した。

 「三年間大きなけがなく練習でき、結果を出せたのは須加先生のおかげ」と二人は感謝する。須加監督も「駅伝は厳しくても、全国総体には連れていってあげたかったので本当にうれしかった。大学でみっちり練習すればもっと伸びるはず」と期待する。

 陸上を始めたころから夢だったのが箱根駅伝出場。大学は「本当は一度離れてみたかった」と二人とも別々の進学を考えていたが、誘いを受けた国学院大で一緒に箱根を目指すことに決めた。かつての東洋大・設楽啓太選手、悠太選手のようなトップレベルの兄弟が目標だ。

 親孝行の思いも相通ずる。「箱根に出ればテレビにも映る。日々の食事や洗濯で支えてくれた母にも走る姿を見せて、結果で恩返しできたらいい」

 

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