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リニア開業 対応策は 金沢市検討へ有識者会議

 二〇二七年に名古屋−東京・品川間で予定されているリニア中央新幹線の開業に備え、金沢市は一九年度に有識者らでつくる対策会議を設置する。首都圏からの誘客で効果を上げる北陸新幹線だが、リニア開業後は首都圏とつながった金沢の優位性が失われる可能性があると想定。観光面だけでなく、産業や教育など幅広い分野で対応策を検討していく。

 市によると、市周辺を含めた「金沢地域」の年間入り込み客数は、北陸新幹線が開業した一五年に千六万人となり、初めて一千万人を突破。一六年は千三十四万人、一七年は千二十二万人と一千万人台を維持している。二三年春に控える北陸新幹線の敦賀開業は、関西方面からのさらなる誘客につながる可能性もある。

 一方、市が懸念するのは、敦賀開業四年後の二七年に控えるリニア開業。現在一時間半かかる品川−名古屋間がわずか四十分で結ばれる。このため、東海道新幹線での乗り継ぎで関西方面への到達時間も短縮され、計画では品川−京都間が現在の二時間からおよそ一時間半となる。これまでの人の流れに劇的な変化が生じることも考えられ、企画調整課の担当者は「進学や就職、ビジネスといった分野への影響、金沢と中京、関西圏とのつながりがどう変化し、何が起きるのか分からない」と話す。

 リニア開業を見据えた観光面の対応で、市は一七年度、京都にはない「金沢らしさ」を強く打ち出した観光施策を探ろうと、庁内横断のプロジェクトチームを結成し、検討結果をまとめている。これも踏まえ、市は幅広い分野での影響を調査、分析し、対応策を議論していく。

  (本安幸則)

 

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