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ANA機内誌に特集「赤絵細描」 九谷焼伝統技法 世界へ飛び立て

九谷焼の伝統技法「赤絵細描」を紹介した機内誌を手にする福島武山さん=能美市佐野町で

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第一人者・福島さん紹介

 国内外で高い人気を集める九谷焼の伝統技法「赤絵細描(さいびょう)」が、全日本空輸(ANA)の国際線機内誌「WINGSPAN(ウイングスパン)」の一月号で特集されている。取り上げられたのは、赤絵細描の第一人者・福島武山さん(74)=能美市佐野町。三十一日まで国際線全便で読める。

 赤絵細描は、九谷伝統の赤を使って、細やかな文様や絵を描く技法。細やかな意匠は国外からも注目を浴びており、福島さんは二〇一五年、フランスのエルメス社の依頼を受け、赤絵の時計文字盤を手掛けた。

 機内誌はA4判カラー。国内外の食や文化が取り上げられている。赤絵の特集は八ページ。美しい網目模様と竜を描いた水差しや独特の文様をあしらった香炉、福島さんが筆を操る現場の写真などが掲載されている。

 文章は英語と中国語で表記。赤絵について「線の太さは髪の毛ほどしかなく、一ミリに三本も引けるほど。塗ったように見える部分も、目を近づけてよく見ると細やかな線や点の集まりだと分かる」「ミクロの技が創り出す世界ながら、宇宙にも似た果てしない広がりを感じさせる」と紹介している。九谷焼の歴史や福島さんの経歴にも触れている。

 特集とは別に、表紙には祭りの様子を描いた福島さんの飾り皿「まつり文(もん)」の写真を掲載。この絵柄は市ふるさと交流研修センターさらいの男湯にある福島さん作の陶壁と同じという。

 福島さんは「九谷焼を世界に発信するチャンス。ANAの国際線に乗った際には、ぜひ機内誌を手に取ってみて」とPRしている。

 (吉野淳一)

 

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