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風景を旅する絵画紹介 七尾美術館 作者の心象へいざなう

「様々な風景を旅する」をテーマとし国内外の各地へいざなう展示=県七尾美術館で

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 七尾市小丸山台の県七尾美術館で二つの展覧会が開かれている。いずれも同美術館の所蔵品を中心に、国内外の風景を絵画で紹介した「様々な風景を旅する」と、桃山時代の焼き物を中心とした「桃山のやきものを愛(め)でる」。二月十一日まで。

 絵画は日本画と洋画を合わせ二十四点を展示。七尾市出身の水道秋聖さん(一九二一〜九九年)が福井県の東尋坊の荒ぶる海を描いた「絶域濤声」や、大阪市出身の上田珪草さん(一九〇四〜八五年)が、妻の実家の七尾市に疎開していた一九四六年に制作した六曲一双の「七尾城址(じょうし)・能登島図屏風(びょうぶ)」の左隻など、見ごたえある作品が並ぶ。

 輪島市出身の堀場良夫さん(一九二〇〜二〇〇六年)の「草叢での対話」にはマネキンや便器、水筒がうち捨てられた草むらに「人間の栄華も一瞬の夢であり、必要がなくなれば捨てられる」、珠洲市出身の端名清さん(一九三二〜二〇一一年)が描いた「海峡の街」には「絵には物語が必要だ。今の時代の危機感、現代の世相を絵の中に出せたら」とメッセージが添えられて、作者の心象風景へといざなう。

 「桃山のやきものを愛でる」では、七尾市出身の実業家・池田文夫さん(一九〇七〜八七年)が収集した美術工芸品「池田コレクション」の中から、桃山時代の焼き物を中心に三十五点を出展。志野焼や織部焼、唐津焼、備前焼の香合、鉢、茶わんなど、古さを感じさせない逸品が並ぶ。

 開館は午前九時〜午後五時(入館は午後四時半まで)。月曜休館だが一月十四日と二月十一日は開館し、一月十五日は休館。観覧料は一般三百五十円、大学生・高校生二百八十円、中学生以下無料。(問)県七尾美術館0767(53)1500 (小塚泉)

 

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