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空き家活用応援してね 春蘭の里・資金をネットで調達

改修予定の築80年余りの空き家を「ZESDA」メンバーに案内する「春蘭の里」の多田喜一郎代表(右から2人目)=能登町宮地で

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能登町 訪問者、移住者増目指す

 能登町の山あいの空き家を改修し地域活性化につなげようと、同町宮地地区周辺の農家民宿グループ「春蘭(しゅんらん)の里」が、インターネット上で資金を募るクラウドファンディング(CF)の活用を始めた。地方創生に取り組むNPO法人「ZESDA(ゼスダ)」(東京)が協力。体験型民宿や町外企業のサテライトオフィスとしての活用を見据え、里山の自然豊かな同地区への訪問者や移住者増加を目指す。 (加藤豊大)

 「黒い瓦や白い外壁は建築時のまま。三十年前までは病院でした」。二十一日、春蘭の里の多田喜一郎代表(70)=同町宮地=が、ZESDAメンバーら六人を連れ、近くの空き家を案内した。築八十年ほどの木造二階の建物は、内装をはじめ、古い蓄音機や扇風機といった家財もそのまま残る。「能登の伝統的な建築様式を伝える貴重な財産。再利用しない手はない」と多田さんは話す。

 春蘭の里は、多田さんが経営する「春蘭の宿」をはじめ周辺四十七軒の農家民宿からなる。田植えやキノコ採り、まき割りといった農村生活が体験できると、国内外から宿泊客を集め人気を博している。昨年二月にZESDAメンバーの瀬崎真広さん(33)が春蘭の宿に泊まった縁で両団体の交流が始まった。春蘭の里の英語ウェブサイトを制作するなど連携してきた。

 CFでは、宮地地区周辺の空き家三軒の改修を計画。新たな宿泊施設のほか、金沢市や都市圏の企業のサテライトオフィスや保養所としての活用も視野に入れる。多田さんは「農村の再生には人を呼び込むことが不可欠。町内外の若者に町を好きになってもらい、にぎわいを取り戻したい」と語る。

 目標額は五十万円。受け付けは十一月二十五日午後十一時五十九分まで。ZESDAの桜庭大輔代表(38)は「能登には海や山の豊かな自然やその恵みのグルメなど、全国や世界に誇れる魅力がある」とアピールする。

 応募ページは、CF大手「キャンプファイヤー」のウェブサイトで「春蘭の里」と検索しアクセスする。

 

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