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白磁の昆虫たち輝く 卯辰山工房研修生 東京・表参道で個展

白磁の昆虫をはじめ独創的な作品を説明する堀貴春さん(左)=東京都渋谷区で

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 金沢卯辰山工芸工房研修生で陶芸家の堀貴春さん(22)の個展が十一日から、東京都渋谷区神宮前のギャラリー・ディエゴ表参道で開かれている。白磁の昆虫に代表される独創的な作品が来場者の目を奪っている。十一月三日まで。

 堀さんは幼いころから昆虫が好きで「造形的な美しさ、構造的な面白さを作品に溶け込ませることで自分自身を表現したい」と作陶を続けている。金沢市内でギャラリーを営む池田陽子さんが「有望な若手作家」と見込んで、知人がオーナーのディエゴ表参道に紹介した。

 展示されているのは、リアルで美しい輝きを放つ白磁の昆虫たちと、昆虫をモチーフにしたぐいのみやグラスなど四十点。メインはメンガタカブト二種で、堀さんは「磁器にしか出せない、作品が醸し出す緊張感を味わってもらえれば」と話している。

 会場を訪れた、若手工芸家を支援するNPO法人COOL KANAZAWA実行委員会の岡本恭子理事長は「感性が素晴らしい。十二月に予定する新・加賀茶会でも器を用いたい」と語った。

 堀さんは東京都出身。二〇一六年、愛知県瀬戸窯業高校卒業後、卯辰山工芸工房に入所。一八年、金沢市工芸展で白磁から光が透ける「白透眼・揺」で市長最優秀賞を受賞している。

  (山本義之)

 

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