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ボラ待ち漁 東京で語る 連携協定・大妻女子大の公開講座

穴水の団体 伝統への思い学生らに

ボラ待ちやぐら漁について、学生たちと語り合う(左から)山瀬孝さん、岩田正樹さん=東京都千代田区の大妻女子大で(穴水町産業振興課提供)

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 穴水町新崎(にんざき)の穴水湾で穴水伝統のボラ待ちやぐら漁に取り組む地域団体「新崎・志ケ浦地区里海里山推進協議会」は、東京都千代田区の大妻女子大で、学生らとボラや漁について語り合った。今後も漁を残し続けることへの熱い思いを伝え、首都圏で魅力の発信に力を注いだ。(田井勇輝)

 町と同大が七月に包括連携協定を締結したことを記念し、穴水や能登半島を題材にした公開講座が同大のキャンパスで初めて行われ、その一環で実施した。同協議会からは岩田正樹会長(70)、山瀬孝メンバー(58)が参加した。

 海洋や里海をテーマに研究を進める同大の細谷夏実教授=環境情報学=のゼミ活動で、穴水を訪れたことがある学生たちと意見を交わした。漁の方法や苦労話、地元の小学生にボラ料理を紹介する日ごろの活動などを紹介した。

 回遊するボラの群れが仕掛けた網にかかるのを待つ漁法のため、安定した漁獲量を見込めないのが課題となっている。学生から「ボラが取れないことへの対策は?」と質問され、二人は「穴水しかボラを食べる文化がなく、ほかの地域で取ろうとする人が少ない。まずは臭い、汚い、まずいといった一般的なボラへの悪い印象を改善していきたい」と語った。

 岩田会長は「古い伝統の中に若い人たちの感性が入ってくると、漁が盛り上がる。非常にうれしいし、大変貴重な機会となりました」と喜んだ。

 公開講座は、町と細谷教授のゼミが主催した。ほかに能登半島の食や自然、暮らしをテーマにした対談もあった。

 

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