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能登ヒバ、輪島漆で餌木 工芸の技 釣り具に融合

(上)能登ヒバを素材に輪島産の漆を塗ったエギを手にする市村直哉さん=宝達志水町で(下)制作したエギで釣り上げたアオリイカ=七尾市の能登島沖で(市村さん提供)

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宝達志水の市村さん制作

 宝達志水町上田の「ハッサク工房」代表で、オリジナルの釣り具の制作を行っている市村直哉さん(35)が、能登ヒバを素材に輪島産の漆を塗ったエギ(餌木)を作った。今が最盛期のアオリイカ釣りで釣果も確認し、十三、十四日に七尾市能登島向田町の能登島家族旅行村Weランドである「のとじま手まつり」で初披露し、販売する。(小塚泉)

 エギは、イカ釣りに用いられる擬餌ばりのこと。魚釣り用の疑似餌「ルアー」を手作りしている市村さんが、「全国有数のアオリイカの漁場である能登半島で、地元の工芸と釣りを融合させ、物づくりで表現して全国に発信したい」と一年以上の歳月をかけて実用化にこぎつけた。

 市村さんによると、現在ルアーはプラスチックなどの素材で大量生産されているのが主流で、天然材料の能登ヒバを使ったエギは全国でも初めてだという。

 県の活性化ファンド事業を通し、物づくりをさらに深めようと輪島市の輪島クリエイティブデザイン塾に参加し、「工芸品を使ってもらうにはどうすればよいか」との視点から制作。材料となる能登ヒバの木目も吟味して輪島の製材所から仕入れている。

 市村さんは、物心ついたころから釣りに親しみ、釣り歴は三十年。ヒラマサやブリなどを狙うルアーも制作中で、釣果を確かめるテストを並行して行っている。

 昨年は、金箔(きんぱく)と銀箔を施したスズキ釣り用のルアーも作った。

 のとじま手まつりには、全国のクラフト作家百組が参加する予定で、市村さんは、「地元の天然素材の可能性を追求していきたい」と話している。感謝を込めたサンキューから三千九百円で限定販売する。(問)市村直哉さん080(3040)4536

 

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