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北陸カレー文化知って HPに店舗紹介20年

「カレーをおいしく、楽しく食べてもらうきっかけになれば」と話す米谷義浩さん=金沢市四十万町で

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米谷さん 3県食べ歩き

 20年間、インターネットのホームページ(HP)で北陸3県のカレー店を紹介し続ける人がいる。野々市市のウェブデザイナー米谷(こめや)義浩さん(44)。これまでに足を運んだ店は800店。書いた記事は2000本。週に2、3回はカレーを味わう。「北陸にはカレー文化が根付いている。楽しんで見てもらい、足を運ぶきっかけになれば」と話す。(蓮野亜耶)

 一九九八年、当時勤めていた会社でHPの制作を勧められた。趣味の食べ歩きを生かそうと、グルメや観光情報を取り上げる「北陸情報総合サイト」を立ち上げた。

 当初は、うどんや焼き肉などさまざまな店を巡っていた。しかし、カレー好きの妻の影響でカレー店を紹介する記事が激増し、「北陸カレー物語」としてリニューアルした。

 HPに掲載した記事は金沢カレー、インド、タイなど各国のカレーがジャンル分けされている。記事では店員とのやりとりや、食べた品の感想などにとどめ、味の批評などはしない。

 何げない記事が読者や店の従業員との再会の機会を生むこともある。九月、白山市の「食事処なか川」でカレーうどんを食べた様子を紹介した。同店を切り盛りする女性は以前、金沢市内のうどん店で働いていたことがあり、記事を見た当時の客が女性の店に何人も訪れたという。

 昔のなじみ客と談笑する姿を見た女性の息子から数日後、「母親の楽しそうな笑顔を見たのは久しぶり」と連絡があった。「カレーが再び人をつなぐこともあるんだとうれしくなる」と米谷さん。

 カレー店に足を運び続けることで気付いたことがある。実は、北陸の人はカレー好きだということ。総務省家計調査によると、二〇一二〜一四年のカレーのルウ消費額では金沢市が全国二位。一五〜一七年は富山市が五位だ。NTTタウンページが一三年に発表した「カレーハウス」の登録ランキングで、石川県は人口十万人当たりの件数が全国一位だった。

 米谷さんは「これからも自分のペースでカレー店を紹介できれば」とカレーをほおばりながら語った。目指すは二十五周年だ。

 

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