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暗闇歩き気付き得る 21美で来月「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」

ユニバーサルデザインいしかわが昨年開催した暗闇の中での茶会。「ダイアログ−」ではさらに真っ暗な光のない中で、さまざまな体験をする=金沢市内で(ユニバーサルデザインいしかわ提供)

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視覚以外の感性磨く

 真っ暗闇の中を歩き、視覚障害者に導かれながら視覚以外の感覚を研ぎ澄ませてさまざまなことを体験する「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」が、十月十八日から金沢市の金沢21世紀美術館で始まる。人と人との関わりや、心を通わせ合う大切さを知るエンターテインメントとして知られ、北陸では初開催となる。関係者は「多くの人に参加してもらい、人との関わりの大切さに気付く機会にしてほしい」と呼び掛けている。(本安幸則)

 「ダイアログ−」は、日常生活のさまざまな環境を織り込んだ真っ暗な空間を、視覚以外の感覚を使って体験するワークショップ。ドイツの哲学者ハイネッケ博士が考案。これまで世界四十一カ国以上で開催され、八百万人以上が体験。日本には一九九九年に初めて紹介され、現在は企業研修などにも導入されている。

 「暗闇の中では自分から声を出したりアクションを起こしたりしないと存在がなくなってしまう。互いに会話を重ね、気付きを得る体験となる」。今回の主催団体の一つ、一般社団法人「ユニバーサルデザインいしかわ」の安江雪菜専務理事は説明する。視覚を失い“日常的な暗闇”を経験している視覚障害者が案内役を務めることで、参加者にはさまざまな気付きを促すことができるという。

 今回は「東アジア文化都市2018金沢」の市民連携特別事業で、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク ショーケース@金沢21世紀美術館」と題して開催。金沢らしく「工芸」をテーマに、茶道なども取り入れた独自のプログラムとなる。開催費用の一部はクラウドファンディングのウェブサイト「FAAVO(ファーボ)石川」で近日、出資の受け付けを始める。

 開催期間は十月十八〜二十八日(二十二日を除く)の十日間。一日八回(金土は十回、最終日は六回)、各回定員十人のグループで、約九十分かけて体験する。事前予約制で、九月十三日から申し込みを受け付ける。料金は三千五百円。(問)ユニバーサルデザインいしかわ事務局080(3317)5938

 

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