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安宅まつり 曳船 未来へ 日本遺産の地“出航”

木遣り音頭を歌う曳船に乗った会員や園児=いずれも小松市安宅町で

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 北前船の寄港地として栄えた小松市安宅町の安宅まつりが八日、二日目を迎えた。北前船を模した曳船(ひきぶね)形の山車が街中に“出航”。雨が降りしきる中、七福神の人形とともに、歌い手を乗せた山車で、家々を回り、町民の幸せを願う歌「木遣(きや)り音頭」を各家々に届けた。子どもたちも活躍した。(長屋文太)

 北前船の寄港地として5月、安宅が日本遺産に認定されたことを受け、「祝安宅 日本遺産」と書かれた帆をかかげた曳船が8日朝、町内の第四町内集会所を出発した。曳船保存会の会員は「エイヤエイヤ」と勇ましく掛け声を掛けながら、降りしきる雨をものともせず、町内を回った。

 家々の玄関先に着くと、「ホーランエー」という独特の歌い出しで始まる木遣り音頭を高らかに歌い上げた。会員の平野正樹さん(41)は「安宅に生まれたので、祭りはもう当たり前。毎年楽しめることがもう最高です」と話した。

 あたか認定こども園に着くころには、雨が一時やんだ。50人の園児が「お船来たよ」などと言って、曳船を出迎えた。船を引くのを手伝った後、会員から事前に教わった木遣り音頭を元気いっぱい歌った。

 同園の松村趣里(しゅり)ちゃん(3)は「かっこいい船の前で、歌うのが楽しかった」とにこやかに話した。安宅少年野球クラブの児童31人も今年初めて船を引くのに参加し、祭りを盛り上げた。

雨中 夢中

子ども獅子舞 町内ゆく

迫力ある獅子を演じる子どもたち

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 安宅町の六町内の小中学生による子ども獅子舞が、町を巡った。

 六町の獅子は一九五六(昭和三十一)年から始まった。当初は大人が舞ったが、次第に子どもたちが祭りに合わせて披露する恒例行事になったという。最終日まで三日間かけて安宅町全域を回る。今年は九日までになる。小学生は、軽やかな笛の音を披露した。中学生らは音色に合わせて、獅子頭を激しく揺り動かし勇ましい演技を見せている。

 安宅中学校三年の新家拓刀(たくと)さん(14)は「雨が降って大変だが、大振りに獅子を演じて楽しんでもらえるよう頑張った」と話した。

 

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