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熊野の薬草で飲料開発 志賀 関西学院大生が考案

薬草を使った商品開発に取り組む(左から)田中美樹さんと夏山遥加さん=志賀町草木で

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 志賀町草木の空き家を拠点に、関西学院大(兵庫県西宮市)の学生二人が、薬草を使った商品の開発に取り組んでいる。「薬師の里くまの」として熊野地区を再生させるプロジェクト。ショウガを使った飲料を考案し、九日に地区住民向けに発表、試飲してもらう。

 二人は、大阪府出身の田中美樹さん(19)=社会学部二年=と夏山遥加さん(19)=文学部一年。過疎化する地区の活性化を目指す住民団体「くまの地域づくり協議会」の受け入れで、八月七日から今月十三日まで滞在している。

 二〜三月に活動した別の学生らが、地区に人を呼び込む方策として薬草に着目。一帯でハーブなどを育て、関連商品の開発、販売までを地区内で担う構想を示していた。

 二人はそれをたたき台に、県内のハーブ農園などを訪ね、開発できそうな商品を考えて市販の材料で試作を重ねた。具体的に浮上したのが、ショウガに蜂蜜などを加えた「ジンジャーエール」や「ジンジャーミルク」。近くにある「神社」と掛け、星空や田園風景からイメージを膨らませていった。

 甘さを控えて健康志向を前面に押し出し、商品に使うステッカーロゴも制作。薬草の試作もしながら、各種の植え方や時期を図鑑にまとめた。レシピを残し、活動を終える。

 夏山さんは「熊野に来なくても、熊野を感じられるような商品にしたかった。多くの人が熊野を知るきっかけになれば」。田中さんは「自分たちだけではできなかった。住民の方にたくさんヒントをもらった」と振り返った。発表会では住民と意見交換し、計画を具体化する。

 今後、薬草の生産や商品販売を担うのは協議会。薬草は種類が多いため、具体的な商品を学生に提示してもらうことで、生産品目をしぼる狙いがあった。来年四月にも耕作放棄地でショウガやハーブの栽培を始める予定という。 (榊原大騎)

 

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