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8月大雨で道路崩壊 志賀・米町不動の滝公園

町道や斜面が崩れ落ちた志賀町の米町不動の滝公園

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憩いの場、復旧めど立たず

 八月三十一日の大雨は、志賀町に大きな爪痕を残した。毎年四月から五月にかけてこいのぼりが泳ぐ米町不動の滝公園の周辺では、米町川の増水で道路や斜面が崩落し、変わり果てた姿に。町が復旧に向けた準備を進めているが、めどは立っていない。(榊原大騎)

 公園は県道236号沿いにあり、同川の水が流れる滝を囲むように全長二百十七メートルの町道が走る。増水した滝の勢いで町道の一部が崩れ落ち、斜面がむき出しになった。現在は通行止めになっている。

 一帯ではこどもの日(五月五日)に合わせ、地区住民でつくる「切偲(せっし)会」が、寄付を受けたこいのぼりを掲げている。かつては、旧上熊野小学校PTAによって行われていたが、人手不足で中断。二〇一一年の東日本大震災後、福島県から避難してきた子どもを元気づけようと再開した。

今年4月、こいのぼりが掲げられた時の米町不動の滝公園

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 高さ約六メートルの滝付近から対岸の橋に向けて三本のロープを渡し、描くのは「コイの滝登り」。それを一目見ようと、最近は多くの人が訪れるようになった。

 三月まで会長を務めた小波久喜(こなみひさき)さん(40)=同町直海=は大雨の日、崩れそうな現場を見ていた。自宅は床下まで浸水したが、「ある意味、ここが崩れたおかげで助かった。そうでなければ孤立する人もいたかもしれない」と振り返り、「来年もこいのぼりでみんなを元気にしたい。一匹でも続ける」と力を込めた。

 四月に遊泳前の大規模清掃を呼び掛けた地元の上熊野地区区長会の中谷耕一会長は「相当時間がかかると思うが、できれば早く復旧してもらいたい」と話す。

 町によると、大雨による町道の被害は五日までに八十一件。被害額の大きい箇所は県の査定を受け、順次復旧していく。同地区では、二十九世帯が浸水した。

 

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