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実った 今年も「獅子頭の縁」 都内の神社 白山の田で抜穂祭

地元代表として稲を刈る知田善博さん(右)=白山市八幡町で

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 獅子頭の復元の縁で、白山市八幡町にある波除稲荷(なみよけいなり)神社(東京都中央区築地)の御神饌田(ごしんせんでん)で五日、新嘗祭(にいなめさい)で使う稲穂を刈り取る抜穂(ぬいぼ)祭があり、関係者二十四人が参列した。

 御神饌田は約九百九十平方メートル。加賀獅子頭知田工房(同市八幡町)の知田清雲さん(85)が関東大震災で焼けた同神社の獅子頭を復元したことから、一九九八年から同町に設けられている。町内で旅館を経営する加納彰さんが田主を務め、コシヒカリを栽培。「今年は猛暑が続いたので心配したが、例年通り育ってくれた」と話した。

 抜穂祭では同神社の鈴木昭樹宮司が祝詞を奏上し、参列者が玉串を奉納した。台風21号の影響で今年は氏子が参加できなかったため、地元代表として清雲さんの息子善博さん(56)が鎌で慎重に稲を刈った。「獅子頭の縁でできたつながりを、今後も受け継いでいきたい」と意気込んだ。

 収穫した稲穂は、十一月二十三日にある同神社の新嘗祭で約千本が使用される。小堀酒造店(同市鶴来本町)が醸造する神社の濁り酒やお神酒の材料にも用いられる。

  (冨田章午)

 

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