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能登町 イノシシ捕獲数急増 奥能登で大量繁殖か

能登町で捕獲数が急増しているイノシシ=同町十郎原で(町提供)

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電気柵活用で昨年の3.7倍

 能登町全域で本年度に入り、有害鳥獣の一つであるイノシシの捕獲数が急増している。奥能登地域で生息個体数が増加していることが要因の一つとみられ、町農林水産課の担当者は「田や畑が荒らされる被害が出る前に柵の整備などの対策を」と呼び掛けている。

 同課によると、四月から八月末までのイノシシの有害捕獲頭数は四百六十八頭。昨年同期間の百二十七頭から約三・七倍に増加しており、昨年度一年間の二百六頭をすでに大幅に上回っている。

 背景には電気柵による囲い込みといった住民の捕獲技術の向上のほか、加賀地方などから移ったイノシシが、餌場が豊富な奥能登地域で大量繁殖している可能性もあるという。

 町はイノシシを捕獲した町民に対し、一頭につき一万〜三万円の報奨金を出している。捕獲数が当初の予測を大きく上回ったため、三日の町議会に提出した一般会計補正予算案には、追加の報奨金費千三百万円が盛り込まれた。

 担当者は「電気柵で逃げ場を失ったイノシシが人里の畑や水田に集まる恐れがある」と警戒する。「電気柵がない農家らは早めの設置をしてほしい。実ったまま放置しているカキやミカンといった果実が近くにあると餌場になるのですぐに収穫して」と呼び掛けている。

 町は電気柵の貸し出しや購入助成を行っている。(問)町農林水産課0768(76)8302 

  (加藤豊大)

 

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