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全児童にプログラミング教育 市、来年度 県内初の導入

7月に開かれたプログラミング教室で、ロボットを動かして陣取りゲームをする児童=金沢市大徳小で

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論理的思考力を養う

 金沢市は来年度から、全小学校の全学年の児童にプログラミングの授業を導入する。高学年から始める学校はあるが、全学年で実施する市町は県内で初めて。一年生から論理的思考力を養う狙いがある。将来は幅広い教科にもプログラミングを取り入れ、デジタル時代で活躍する人材を育てる。(堀井聡子)

 二〇二〇年度に改定される学習指導要領でプログラミングが必修化されることから、先行的に始める。新要領では、どの学年で何時間するかは各学校の判断に委ねられる。

 市は今夏にプログラミング教室を開いた菊川町、大徳の両小学校をモデル校として来年一月に始める。算数や理科、総合的な学習の中で、教材のロボットの動きを自分で制御したり、簡単なゲームを作ったりする。来年度は学期ごとに教材を順次貸し出し、最終的に全五十三校で教える。

 全児童へのプログラミング教育は、市が本年度中に策定する新産業創出ビジョンの案に盛り込んでいる。ビジョンをまとめる市産業政策課の担当者は「例えば社会の授業では、物事の歴史的背景を考える。どうプログラムすればロボットが動くかを考えることは、なぜこうなるのかを考える力につながる」と話し、論理的に考える力の育成に役立つと説明する。二〇年度には社会や国語など広い教科で金沢独自のプログラミング授業を展開する方針。

 課題は、指導者の育成だ。他の教科を担当する教諭が新たにプログラミングも教えるのは限界がある。市は、ITに詳しい地域の人や大学生を「プログラミングサポーター」として育成し、教諭と一緒に授業を進めてもらう予定だ。学校だけでなく、ITビジネスプラザ武蔵(武蔵町)でも定期的に子ども向けプログラミング教室を開き、サポーターが講師をする。

 同課担当者は「市のビジョンでは、人工知能(AI)やロボット技術を生かして市民生活を豊かにするのが目標。次世代を担う子どもたちを育みたい」と話している。

 

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