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英語字幕付き「勧進帳」初上演 小松商議所 海外の観光業者に魅力発信

海外の観光業者の前で勧進帳を演じる劇団員=小松市二ツ梨町で

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 小松市の安宅の関が舞台の歌舞伎「勧進帳」を海外に発信しようと、海外の観光業者向けに、初めて英語字幕付きの勧進帳が二十八日、小松市二ツ梨町の日本自動車博物館のイベント広場で上演された。(竹内なぎ)

 県と東京都が海外企業の従業員向け旅行などの誘致に向け開いたモニターツアーの一環。欧米とアジアの八カ国から観光業に携わる十人が参加した。この日は博物館も見学し、館内で夕食も楽しんだ。三十日まで県内の観光地を巡る。上演は小松商工会議所観光文化委員会が企画した。

 市内で活動する市民劇団「劇団シアタースカイ」が演目を披露した。上演前にあらすじや主な登場人物の弁慶、義経、富樫それぞれの役柄を英語で説明し、口上は通訳した。演目は、弁慶が勧進帳を読む、義経を打つといった重要な場面を十分以内に分かりやすくまとめ、脇に置いたモニターで英訳を流した。

 米国で旅行会社を経営するゼイナ・クラップさん(59)は「正式ではないが、歴史ある場所で、日本文化の一部を楽しめ良かった」と喜んでいた。弁慶を演じた劇団代表の喜多重光さん(42)は「字幕で内容を理解してもらえただけでなく、万国共通のパッションを感じ取ってもらえた」と手応えを感じた様子だった。

 観光文化委は参加者の感想などを踏まえ、安宅地区での屋外型上演施設の設置を考えていきたいとしている。 

 

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