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旧野町小に保育所入居 老朽の第一善隣館

保育所が来春入るプレハブ校舎の前に立つ越田智弘第一善隣館理事長=金沢市野町で

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建て替えの1年、暫定的に

 金沢市の旧野町小学校校舎に、第一善隣館保育所が一時的に入居することが決まった。期間は同保育所が現在入居中の施設を建て替える間で、来春から一年間。市は一般的には、民間団体に市施設の利用を認めていないが、保育所は公共性が高いことから暫定利用を容認し、九月補正予算案に関係予算を計上した。(押川恵理子)

 第一善隣館保育所は一九四八(昭和二十三)年に認可された。六九年からは、運営する社会福祉法人「第一善隣館」が建てた野町会館(野町三)に入居している。野町公民館と放課後児童クラブも同居しているが、野町会館は老朽化が進んだことから、取り壊されることが決まった。

 地域では、保育所と公民館、児童クラブが一体となって活動してきたことから、今後も同じ施設内での同居を要望する声が多かった。話し合いの中で出たのが旧野町小校舎の活用。野町小と弥生小が統合して生まれた「泉小」の臨時校舎として二〇一四年四月〜一七年三月に使われていた。

 地域住民でつくる「旧野町小跡地活用検討委員会」が、セットでの移転を市に求めたところ、公的な施設である公民館だけが認められた。民間運営の保育所と児童クラブは移転できないが、費用を支払うことを条件に、一年間の利用が認められた。保育所は比較的新しく、エアコンもあるプレハブ校舎を利用する。

 第一善隣館保育所の宇野孝一所長(67)は「すごくありがたい。現地での建て替えだと、園庭を使えなくなる場合もあった」と話す。第一善隣館理事長と野町公民館長を務める越田智弘さん(80)は「善隣館と公民館が将来、同じ建物で活動できなくなるのは残念だが、交流できる行事を企画し、地域の活性化につなげたい」と話した。

 市教育総務課によると、公民館は旧野町小校舎の一階に入る。二〜四階の活用方法は検討中。

 

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