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「小松和傘」一流の技結集 小松市に寄贈

小松和傘を制作した松田重樹さん(中)と絵を描いた北村隆さん(左)=小松市役所で

写真

金沢の松田さん 制作 

九谷の北村さん 隈取りの絵

 北信越で唯一の金沢和傘店「松田和傘店」(金沢市千日町)三代目店主松田重樹さん(59)が、歌舞伎の隈(くま)取りを描いた和傘「小松和傘」を作った。二十八日、絵を担当した九谷焼作家の北村隆さん(71)=小松市高堂町=と小松市役所を訪れ、市に和傘を寄贈した。

 和傘は直径百二十センチ、全長七十七センチ。安宅の関が舞台の演目「勧進帳」に登場する弁慶の迫力ある隈取りを、正面や横から描いている。「智仁勇」の書は、薬師寺(奈良市)で長老の安田暎胤(えいいん)さんが、北村さんと交流がある縁で担当した。

 内側の骨の部分には、飾り糸を交差させる「千鳥がけ」が施され、めでたい時に使う装飾「高砂」も一部に用いた。完成までに約一カ月かかったという。

 松田さんは、九谷焼など小松の伝統文化に魅了され、小松をイメージしたあでやかな和傘を作りたいと考えており、北村さんと制作した。五月には歌舞伎フェスティバルを見て感動したといい、「子ども歌舞伎への思いも込めて一生懸命作った」と話した。

 和田慎司市長は松田さんに感謝状を手渡し「市民のお宝として大切にしていきたい」と喜んだ。 (竹内なぎ)

 

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