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「羽咋」誇れる歴史再発見 縄文以降「古いモノ」多彩

羽咋の歴史を知る貴重な資料を紹介している企画展=羽咋市歴史民俗資料館で

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市制60年展・8日解説会

 羽咋市制施行六十周年を記念した企画展「羽咋を知る−再発見−」が同市鶴多町の市歴史民俗資料館で開かれている。九月三十日までの会期中無休。無料。九月八日午後一時半から学芸員による展示解説会がある。

 縄文時代から現在に至るまで、遺跡の出土品や仏像、市章のデザインなど時代を追って紹介。「羽咋の歴史を伝える一番古いモノ」として、七千年前の縄文時代前期に、海岸砂丘に位置する寺家遺跡から出土した土器を展示。弥生時代の吉崎・次場(すば)遺跡から出土したいす、古墳時代前期の暮らしの一端を示す漆のパレットなどを紹介した。

 奈良時代の木沓(ぐつ)や平安時代後期の仏像ほか、租税として平城京にサバ百匹を送っていたことを伝える木簡からは、当時から「羽咋」の文字が使われていたことが分かる。小田原攻めに出陣する前田利家父子らの安全を祈ったまつ(芳春院)の祈祷(きとう)依頼文の「気多神社文書」も目を引く。

 百年前の羽咋の風景を描いた市出身の画家高見吉太郎(きちたろう)さん(一八九八〜一九八九年)の水彩画や、市制施行当時に一般公募で決まった市章デザインの応募資料も展示している。学芸員の中野知幸さんは「市制六十周年に能登立国千三百年が重なり、羽咋の歴史を振り返るには絶好の機会ではないか。次の十年、百年を考えるきっかけにもなれば」と話している。 (小塚泉)

 

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