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米女性 輪踊り心待ち 小松高ALT 9日本番へ練習 安宅まつり

地元住民に交じって、金森梅絵さん(手前右)から踊りを教わるゾーヤ・アーデビッグさん(手前左)=小松市安宅町で

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「難しいけど楽しい」

 小松市安宅町で九月七日から始まる安宅の秋の風物詩「安宅まつり」最終日の九日夜、披露される輪踊りに、外国人が初めて挑む。小松高校の外国語指導助手(ALT)の米国人ゾーヤ・アーデビッグさん(26)=小松市大川町。安宅の輪踊りは「嫁探しの踊り」とされ、踊り手は未婚女性に限っている。参加女性は赤じゅばんを着て日本髪を結ってあでやかに踊る。アーデビッグさんは「みんなで一つになり、優雅に見えるように踊りたい」と話す。(長屋文太)

 アーデビッグさんは二十五日から町内の安宅会館で夜、地元住民らと一緒に練習に参加している。民踊団体「梅絵会」会主の金森梅絵さんから踊りを習っている。輪踊り実行委の現メンバーが知る限り、外国人の参加は初めてという。アーデビッグさんは真剣な表情で、教えに耳を傾け、腕を上げる角度や姿勢など、手取り、足取り教えてもらっっている。「伝統的な踊りはちょっと難しい。でも親切に教えてくれるから楽しい」と笑顔を見せた。

 米国ミシガン州出身。七歳で、アニメーション「ポケモン」と「セーラームーン」に出合い、日本に興味を持った。米国の大学で日本語を勉強。三年前、来日と同時に、小松市にALTとして着任した。輪踊りを知ったのは、安宅町の歴史に興味を持ち、かつての船問屋「清水家」を六月に見学した時。偶然、家主の娘が職場の同僚と分かり、「娘も参加したことがあるからぜひ」と勧められた。

 盆踊りの経験はあるが、振りが細かく決められた踊りは初めて。家に帰れば動画を参考に自主練習を繰り返す。「真剣な行事だから、『遊びたい』『やってみたい』という気持ちではなく、伝統を尊重して踊りたい」と心意気を語る。

 九日の本番は、アーデビッグさんを含む十五人の女性が、赤じゅばんに日本髪姿で、安宅伝統の「関所音頭」や「安宅小唄」などを踊る。午後六時から、町内の安宅住吉神社での「奉納踊り」(北陸中日新聞後援)で幕開けする。

 

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