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輪島の高齢者 交通安全座談会 「スピード出す車多い」

免許返納後の生活について語る徳野美智子さん(左)の話に耳を傾ける座談会出席者=輪島市ふれあい健康センターで

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「免許返納で歩く機会」

 高齢者が自動車運転時や歩行時の悩みや要望を語り合う「シニア交通安全座談会」が二十四日、輪島市ふれあい健康センターであった。輪島署が健康な免許返納者に委嘱した「シニア歩行者アドバイザー」も出席し、参加者は多様な視点で交通安全を考えた。

 高齢者の事故防止啓発などを目的に輪島署が初めて企画。署員と河井地区の老人クラブに所属する七十〜八十代を中心とした高齢者十三人は、運転時と歩行時の両方から見た市内の危険な場所や過去の危険な体験について語った。

 八十代の女性は「慣れている道が多いせいか、地元の人は細い路地でもスピードを出すことも多い」と地域の危険な交通事情を説明。別の八十代の女性は「横断歩道で待っていても止まってくれる車が少ない。歩行者を守るためにも、もっと意識の醸成が必要だ」と署員に要望を伝えた。

 高齢者が運転する車による事故が増えているという話題では、「事故が起こってからでは遅いことは分かっているが、生活のために車は不可欠」と切実な意見も。シニア歩行者アドバイザーの徳野美智子さん=河井町=は「不便で困る部分ももちろんあるが、歩く機会も増えて健康につながっている」などと免許返納後の生活を紹介した。

 シニア歩行者アドバイザーは、免許返納した高齢者に自身の経験をもとに、運転や歩行の安全を呼び掛けてもらおうと、署が県内で初めて制度を設け、本年度、輪島市と穴水町でそれぞれ一人に委嘱していた。 (関俊彦)

 

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