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手話で「いじめは人権侵害」 聴覚障害の弁護士が講演

手話で自身のことなどを紹介する若林亮弁護士=金沢弁護士会館で

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 聴覚障害を乗り越えて法テラス東京で活躍する若林亮弁護士による「いじめ・差別について考える講演会」が二十三日、金沢弁護士会館であった。自身のいじめ体験などを振り返りながら、互いを尊重し合う社会づくりを進めることが、いじめや差別の解消につながると手話で訴えた。

 生まれつき難聴だった若林弁護士。同じく聴覚障害がある田門浩弁護士に憧れ、この道を志したという。現在は手話通訳士と二人三脚で仕事をし、電話での法律相談にも対応する。

 健常者と同じ学校に通っていた中学生のとき、友達だと思っていた同級生から突然いじめられた。両親や先生に相談して事なきを得たというが「人を信じることができなかった」と振り返る。法律の専門家として「いじめは人権侵害だ」と強調した。

 その上で「法律でいじめの問題を何とかしたいという思いはあるが、法律は人の心には立ち入れない。お互いが相手を大切にし、尊重する気持ちが大切だ」と訴えた。このほか障害者権利条約や障害者差別解消法などについても説明した。

 講演会は法テラスに関心を持ってもらう狙いで法テラス石川が主催し、約三十人が集まった。 (山内晴信)

 

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