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山への愛あふれる文献室 蔵書公開へ開設

深田久弥や山に関する書籍を公開する資料文献室=加賀市の深田久弥山の文化館で

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大聖寺・深田久弥文化館

 「日本百名山」で知られる作家、深田久弥(一九〇三〜七一年)ゆかりの資料を収集する加賀市大聖寺番場町の「深田久弥山の文化館」に二十二日、所蔵書籍を公開する資料文献室が開設された。愛称は「九山山房(きゅうさんさんぼう)」。深田の東京の自宅の庭にあった書庫兼書斎の名称をあてた。

 深田は加賀市大聖寺出身。生涯にわたり山を愛し、優れた随筆紀行を多数記した。山の文化館は二〇〇二年に開館し、全国の山岳愛好家から寄せられた図書資料は八千点に上る。だが大半は収蔵庫で眠っている状態だったため、市が資料文献室を新たに整備した。

 建物は木造平屋で八十平方メートル。深田の著作をはじめ、さまざまな登山家の書籍、山岳雑誌のバックナンバーなどが並ぶ。深田が登山中に急逝する直前に行った講演の音声を聞くこともできる。

 開設式典で宮元陸市長は「山の文化と観光の発信拠点となるよう守り育てたい」とあいさつ。「深田久弥と山の文化を愛する会」の紋谷友幸理事長は「山を愛する人たちにとって宝箱のような場所。多くの人に訪れてほしい」と話した。山の文化館は午前九時〜午後五時。火曜休館。 (小室亜希子)

 

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