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病院にアートの癒やし セロハンで四季の風景描く

患者らとの共同制作が進むホスピタリティアート=金沢市平和町の市立病院で

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金沢美大生と患者ら10年目

 芸術で病院に癒やしの空間をつくる試み「ホスピタリティアート・プロジェクト」の作品制作が、金沢市平和町の市立病院で進んでいる。一階待合ホールに面した大ガラスにカラーセロハンで金沢の四季の風景などを描く。二十三日から九月十三日まで展示する予定。

 病院と金沢美術工芸大の共同事業で、今年で十年目。縦四・五メートル、横十メートルほどの大作で、図案では四季の中央を北陸新幹線「かがやき」が走り抜ける。二十一日は学生六人が作業した。サクラやホタル、トンボなど四季に合わせた図柄の制作には、患者らが型に合わせてセロハンを切り抜くなどして参加した。

 入院中の志賀紀雄(ゆきお)さん(77)=同市田井町=は「病院にアートがあるなんてのは気が晴れるね。学生も社会と触れ合う機会になってとてもいい」。この日診療に訪れた菊川町小学校一年、金田凌空(りく)君(6つ)の工作を見守った母みさおさん(39)は「毎年やっているのを知っていて、子どももいつもじっと見ていた。本人も、やらせてもらえるとは思ってなかったようで喜んでいると思う」と話していた。

 プロジェクトの副リーダーで同大三年の塚原由子さん(22)は「患者さんらと共同作業で仕上げるのは、普段の制作と違う面があり楽しい。作業工程を見てもらうこともあまりなく、作品を見て喜んでもらえるのは私もうれしい」と語った。 (村松秀規)

 

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