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パチリ、手軽に式を 金沢で広まる「フォトウエディング」

フォトウエディングの撮影現場=金沢市糸田で

写真

 従来型の結婚式を挙げず、ウエディングドレス姿などを写真に収めて終える「フォトウエディング」が若者の間で広まりつつある中、金沢市内でも取り扱う店が増えている。伝統にこだわらず、「お金を費やしてまで式を挙げなくてもいい」と考える若者が増えているからだ。(伊藤隆平)

 柔らかな太陽の光が差し込むスタジオで、額を付けてほほ笑む若い男女。新婦は鮮やかな花柄の着物、新郎はりりしいはかま姿だ。カメラマンらスタッフが動き回り、さまざまな角度から写真を撮っている。

 「ご祝儀をもらって、式や披露宴にお金をかけて…。そのスタイルにこだわらなくてもいいと思います」と二十代の新郎は話す。「出来上がった写真を妻との思い出にして、お世話になった人に配ります」と笑った。

 金沢市糸田の「バコパ写真館」は全国的な人気を知り、六月から本格的にフォトウエディングのサービスを始めた。費用は数万〜四十万円ほどで、店が用意したドレスやスーツを着る場合は数万円。着物など、衣装店との調整が必要な場合は数十万円に。挙式や披露宴に比べると出費が大幅に少なく、一カ月で四件の依頼があったという。

 インターネットで検索すると「小さな結婚式」「思い出に残る写真を残せます」などと宣伝する金沢市内の店がずらりと出てくる。

 ウエディング業界関係者によると、二十五歳から三十代前半の若い世代の間で、三年ほど前から全国的に人気が上昇。若者の価値観が多様化しているほか、会員制交流サイト(SNS)での情報共有が定着している事情も背景にあるとされる。結婚式の一種とした場合、式全体の10%近くになるとの見方もある。

 中には単に「目立つことが好きではない」「再婚なのでわざわざ式を挙げなくてもいい」と考えて選ぶ人もいるという。

 

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