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病状など イラスト示し伝達 聴覚障害者らボード作製

コミュニケーションボードの完成を喜ぶ中村進消防課長(左)と西野和弘会長=白山市三浦町の白山野々市広域消防本部で

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白山

 白山市の聴覚障害者や支援者でつくる「市聴覚障害者と共に歩む会」が、搬送者と救急隊員の意思疎通の道具「コミュニケーションボード」を新たに作り、白山野々市広域消防本部に贈った。音声による会話の難しい人が、イラストを示して病気やけがの状態をスムーズに伝えられるよう工夫した。

 二〇〇五年に寄贈したボードをより使いやすくなるよう見直し、消防本部の協力を得て製作した。B4判の八枚一組で、五月から消防本部の救急車九台(予備一台を含む)に備え付けられている。住所氏名、症状、かかりつけの病院名やアレルギーを記入し、的確な搬送や情報伝達につなげる。

 豊富なイラストが特徴で、症状を問うボードでは発熱や背中の痛み、手足のしびれなど十二種類の状態を示す。このほか保険証やお薬手帳の有無、既往症も尋ねることができるようにした。聴覚障害者をはじめ、音声による会話が難しい人の救急搬送に活用していく。

 歩む会の西野和弘会長(52)=白山市相川新町=は「耳が遠い高齢者やのどに障害がある人も使いやすいのでは」と期待する。消防本部の中村進消防課長は「シンプルで見やすく、情報を短時間で把握できる」と話している。

 コミュニケーションボードの周知や効果の検証を図るため、十一月に歩む会と消防本部の合同訓練を行う。 (谷口大河)

 

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