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気になる本 てわたし 門前「くろねこ珈琲」・新さん

持ち寄った本を並べる「くろねこてわたし文庫」を紹介する新尚樹さん=輪島市門前町大生で

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 輪島市門前町大生のカフェ「くろねこ珈琲(コーヒー)」を経営する新(しん)尚樹さん(36)が、読まなくなった本を持ち寄ってもらい、欲しい人に無料で提供する取り組み「くろねこ てわたし文庫」を店内で始めた。新さんは「本を通じた憩いの場になれば」と思いを語っている。(関俊彦)

不要書 読みたい人に無料提供

 金沢市出身の新さんは幼少期から本好きで、大学卒業後に出版社や大手書店で勤務。二年前に輪島市に移住し、貸別荘を管理しながら同店をオープンしたが、「本と関わっていたい」との思いも抱き続けていた。

 そこで、自分が読み終わった本を捨てられないことに着目。「思い出が詰まった本は手放しづらく、売ったとしても古本屋ではわずか数十円での買い取りになる。それならば、本好きは大切にしてくれる人に譲りたいはずだ」と考え、店の一部に持ち寄った本を並べられる本棚を設置した。

 今月一日から取り組みを始めると、早くも常連客が本を持ち寄るようになり、現在は小説やビジネス書、専門書など約五十冊が本棚に並ぶ。今後も、マンガや雑誌など種類を問わず本を受け付ける。本を探すための来店も歓迎だ。

 新さんは「思い出の詰まった本は人それぞれで、どんな本棚ができるのかが楽しみ。気楽に本を持ち寄ったり、見つけに来たりしてほしい」と話している。

 くろねこ珈琲の営業時間は、午後一〜五時で不定休。(問)新尚樹さん090(6271)0725

 

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