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県内養殖4万匹 どじょう上り 昨年度出荷 かば焼き需要増で成長

(上)雌のドジョウの腹を絞って採卵する職員 (下)ふ化したドジョウの稚魚=いずれも県内水面水産センターで

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 県内で養殖されたドジョウの出荷量が、二〇一七年度に四万匹になった。ドジョウのかば焼きは金沢特有の食文化だが、これまでは県外産がほとんどで、地元産を増やそうと、県が一四年度から養殖を支援。本格出荷は今年で三年目だが、観光客の増加で需要増が見込まれる中、さらに稚魚を増やすなど工夫を凝らす。(並木智子)

 十六日に開かれた県議会環境農林建設委員会で、紐野義昭議員(自民)の質問に、県側が養殖状況などを説明した。

 県は一四年度から県内水面水産センター(加賀市)で育てた稚魚を県内の養殖業者に有償で配布。業者が休耕田などで稚魚を育て、出荷を目指してきた。約二年かけて成長させ、初の本格出荷は一六年度で二・八万匹。現在、二十五の業者が参画している。

 稚魚の配布量は順調に増え、一七年度は二十万匹となった。センターの容量を超えたため、県は一七年度から繁殖でも養殖業者の協力を依頼。二業者が人工授精で七・七万匹を誕生させ、一八年度からは別の一業者でも取り組んでいる。

 また、夏の出荷に合わせ、センターでドジョウを加温飼育し、産卵を早める試みも始めた。稚魚の配布時期を一カ月前倒しでき、養殖業者の飼育期間もその分長くなるため、大きく成長できる利点がある。

 一七年度の出荷量は、県内消費量の一割程度とみられ、県は今後も生産量を増やしたい考え。県水産課の担当者は「業者の技術が高まるように指導を続けたい」と話している。

 県によると、ドジョウは秋田や青森など東北で天然ものが取れるほか、大分や島根で養殖している。

 

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