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和のリゾート 新たな船出 輪島「ホテルこうしゅうえん」

披露宴を前に、ホテルこうしゅうえんの再出発を喜び合う(左から)比良竜虎社長、スジャン・チノイ大使、梶文秋市長=輪島市塚田町で

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経営のHMI 事業承継を記念し披露宴

 輪島市塚田町の「ホテルこうしゅうえん」を三月末から経営しているホテルマネージメントインターナショナル(HMI、東京都中央区)が十六日、こうしゅうえんで、事業の承継を記念する披露宴を開催し、県内の経済や観光関係者ら二百五十人が創業五十年のホテルの再出発を祝った。(関俊彦)

 HMIの比良竜虎社長(69)は能登の里山里海の景観に触れ、「美しい海岸線が広がる輪島ならではの、和の海浜リゾート施設にしたい」とあいさつ。梶文秋市長は「国際的な感覚が豊富な企業であり、洋の世界への対応もできる。奥能登の観光のけん引役になってほしい」と期待を寄せた。

 インドから国籍取得した比良社長と親交の深いスジャン・チノイ駐日インド大使も出席。チノイ大使は、輪島とインドが誇る漆文化に触れながら「永遠に存続する漆器のように、インドと輪島、そして能登の関係が永遠に続くことを願っている」と述べた。

 HMIは、全国でホテルやスポーツ施設など六十施設を運営し、県内にはホテルウェルネス能登路(宝達志水町)など四施設がある。後継者不在から前事業者の輪島観光開発が承継先に決め、「ホテル高州園」から改称して、三月末から経営している。

比良社長に聞く今後の戦略

 比良社長は、披露宴を前に輪島市役所を訪問。梶市長や報道陣を前に、「和のリゾート」実現に向けた今後の戦略を語った。

 −事業承継を決めた理由は

 日本屈指の景観を誇る北陸地域は、まだまだ成長の余地がある市場。輪島は景観に加え、世界に誇る輪島塗がある。能登空港にチャーター便を呼び込むなどすれば、今まで以上のインバウンド(訪日外国人旅行者)にも期待できる。

 −具体的な改装案は

 客室(百三十二部屋)の一部を、畳の上にベッドを置く和モダンな洋室に改装する。日本海のオーシャンビューを楽しんでもらうため、一階にウッドデッキを整備し、海岸線には夜間にライトアップできる散策コースを設置したい。

 改装には約五億円の予算を盛り込んでいるが、ホテルそばの海岸には、現在多くの消波ブロックが置かれている。自治体への協力も求めながら、来年三月までに整備を進めたい。

 −輪島の観光におけるさらなる可能性とは

 世界的に人気が高まっているマリンスポーツを楽しめる場を設けることで、さらなる増収増益が見込める。インドをはじめ各国と戦略的パートナーシップを結ぶことで、将来的に海外からの観光客を大幅に増やすことも可能だ。

 

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