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金沢城 惣構の升形地点復元 西外、式典で説明板除幕

説明板の除幕をし、拍手する式典出席者=金沢市本町で

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 金沢城西外惣構(そうがまえ)の升形地点を復元する工事が終わり、完成式典が十五日、金沢市本町の同地点前であった。

 惣構は堀と土を盛った土居を組み合わせて敵の侵入を防ぐ、壁のような設備のこと。金沢城には安土桃山時代後期から江戸時代初期にかけて、内外に二重の惣構が整備されたとされる。

 復元したのはそのうち、土居と堀を外に出っ張らせて升のような形にし、周囲への攻撃をしやすくした升形地点と呼ばれる場所の一部。六百五平方メートルの敷地に、幅三メートル、深さ一メートルの堀と、高さ五メートル、下幅十一メートル、のり面の角度五五度の土居を再現した。金沢城の惣構には升形地点が三カ所あったとされるが、復元されたのは初めて。

 二〇〇八年度に発掘調査で堀の石垣などの遺構が見つかった。昨年七月から工事を始め、今年三月末に終わった。総事業費は三億一千万円、そのうち工事費は九千三百万円。

 式典では山野之義市長が、資料を手に同地点を「軍事、交通の要衝だった」と説明した。その上で「今後も歴史資産の保存、活用を図る。歴史都市金沢の魅力をさらに高めたい」とあいさつした。

 この後、地元の三つの町会連合会会長らとともに説明板の除幕をした。 (山内晴信)

 

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