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縁付金箔製造 遺産候補に 政府がユネスコに推薦へ

縁付金箔製造=金沢金箔伝統技術保存会提供

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 七日開かれた文化庁の審議会で、金沢箔(はく)の伝統的な製法「縁付金箔(えんつけきんぱく)製造」が、木造建造物の保存修理技術をまとめた「伝統建築工匠(こうしょう)の技」の一つとして、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の候補に推薦されることが決まった。来月末までに日本政府からユネスコに推薦され、二〇二〇年秋に審査される見通し。

 「伝統建築工匠の技」は、日本の伝統的な建造物を受け継ぐための十四の国選定保存技術からなる。「縁付金箔製造」以外では「茅葺(かやぶき)」「左官(日本壁)」「建具製作」「畳製作」などを含んでいる。

 「縁付金箔製造」は箔打紙に金を挟んで打ち延ばし、金箔を製造する技法。正方形に仕上げた箔を箔合紙(はくあいし)に重ねた時、箔合紙の寸法が金箔を縁取るように一回り大きいことから「縁付」と呼ばれる。金沢箔は全国の生産量の99%以上を占め、国宝・日光東照宮など文化財の修復で用いられている。

 金沢金箔伝統技術保存会の松村謙一会長(57)は「日本建築に欠かせない技術として評価され、うれしい」と喜び「正式に登録されれば、技術の継承や後継者の育成に弾みがつく」と期待を寄せる。山野之義市長は「大変喜ばしく、意義深い。縁付金箔が人類共通の宝として認められることを願っている」とコメントを発表した。

 県関係では「奥能登のあえのこと」(〇九年)、「青柏祭の曳山(ひきやま)行事」を含む「山・鉾(ほこ)・屋台行事」(一六年)がユネスコ無形文化遺産に登録されている。

 (小室亜希子)

 

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