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「幸せの虫 地域の起爆剤に」 希少ハンミョウ紹介「のっとっと」

「のっとっと」第1号と第2号を見ながら活動を振り返る伊藤幸雄町会長(中)や町会の人たち=羽咋市柴垣町で

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羽咋、志賀 保護団体が発行

 本州では羽咋市から志賀町の海岸の一部にだけ生息する希少昆虫「イカリモンハンミョウ」の保護活動に取り組んでいる「プロジェクト・アイ」が、自身の活動を紹介したニュースレター「のっとっと」を創刊し、八月の夏号に続き、今月、第二号を発行した。(小塚泉)

 イカリモンハンミョウは羽咋市柴垣町の長手島から志賀町大島にかけて二・五キロの海岸で見られ、体長一・二〜二センチほど。環境省のレッドデータブックで絶滅危惧1類に分類される。

 プロジェクト・アイは、柴垣町や志賀町甘田、大島の住民らの会員と県立大、県ふれあい昆虫館、NPO法人日本中国朱鷺(とき)保護協会などがサポート団体となり設立。県立大の上田哲行名誉教授(動物生態学、保全生態学)が会長を務め、生息している海岸を「能登はんみょう海岸」と命名して活動している。

 のっとっとは見開きでA4判四ページの構成。県立大里海サークルの学生が取材と編集を担当し、夏号では、イカリモンハンミョウと、よく似たハラビロハンミョウとの見分け方を掲載。六〜七月に能登はんみょう海岸でだけ見られる希少性から「幸せの虫」として紹介している。「カモメのそっくりさん」として、ウミネコとオオセグロカモメの違いを写真で比較するなど、海岸への興味も抱かせる。

 地引き網体験や砂タワーコンテストなどの活動のほか、秋には県立大の学生が柴垣町の祭りに参加する交流も生まれ、最新号でその様子を表情豊かな写真で紹介している。

 今後、四季ごとに発刊する予定で、柴垣町の伊藤幸雄町会長は「本州ではここにしかいない昆虫に関心を持ってもらい、活動を広めていき地域発展の起爆剤になれば」と期待している。

 

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