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唐川菜 ブランド化へ 穴水の伝統野 菜カラシナ

特産化を目指してカラシナを栽培する住民ら=穴水町下唐川で

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 穴水町下唐川で伝統野菜のカラシナを特産化する動きが始まっている。耕作放棄地を活用して栽培し、「唐川菜(からこな)」のブランド名で販売する計画だ。地域のなりわいにつながると住民たちは期待しており、町は支援に乗りだした。

住民期待、地域のなりわいに

 カラシナは下唐川集落で昔から自生しており、住民が自家消費してきた。冬場には一夜漬けのおひたしが食卓に並び、ピリッと辛い味が受け継がれてきた。三月三日の「だごだい祭り」では神様に供えられるなど、地域文化と密接に関わる希少な産品として知られる。

 昨年、ミスズライフ能登工場(穴水町旭ケ丘)がカラシナに着目し、同社のベビーリーフに活用したいと申し出た。住民らは地元から種を集めて耕作放棄地で試験栽培を始め、菜っ葉を特産化すると同時に、余った種を同社へ販売することにした。

 現在は約五百平方メートルでカラシナを栽培しており、地元の約十人が管理している。十二月下旬〜来年四月ごろに菜っ葉を収穫できる見込みで、地元農協の直売店やスーパーなどで販売する。種は六月ごろに取ることができる。

 町は企業版ふるさと納税を利用してミスズライフからの寄付金をカラシナの特産化の支援に当てることを決めた。栽培面積の拡大や先進地の事例研究、カラシナを活用した試作品開発などに活用する予定だ。

 カラシナには発信方法や食べ方の研究など乗り越えるべき課題は多い。地元代表の片岡秋一さん(71)は「下唐川集落は高齢者ばかりになりつつあり、新しいなりわいづくりが必要だ。カラシナを多くの人に知ってもらいたい」と意気込んでいる。(武藤周吉)

 

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