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無人ボートで水深測定 小松市、梯川河口で県内初

(上)梯川の水上を走って水深を測る無人ボート(下)無人ボートから送られたデータを確認するコマツ社員=いずれも小松市安宅町で

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 小松市は二十六日、同市安宅町の梯川河口で、音波を発する装置(ソナー)を搭載した無人ボートを使って水深を調査した。無人ボートを使った水深の測定は県内で初めて。

 ボートは全長一・二メートル、重さ十六キロ。建機大手「コマツ」が進める情報通信技術(ICT)活用プロジェクト「スマートコンストラクション」の一環で昨年開発された。

 衛星利用測位システム(GPS)で位置情報を取得し、決められた航路を自動で走行する。一秒に一回ずつ音波を発信して地点ごとの水深を測定。浚渫(しゅんせつ)工事などに必要な水深のデータや海底の形状を三次元で把握できる。

 同日にはコマツや市の関係者ら計二十人が梯川河口に集まり、幅四十メートル、長さ二百メートルの範囲の水深を測定。コマツ社員が無人ボートについて説明した後、実際に水上に浮かべたボートを操作。パソコンの画面に水深を示すグラフが映ると、参加者たちは興味深そうに画面をのぞき込んでいた。

 市では梯川を通る漁船の航路確保のための浚渫工事の前に測量調査をしている。これまでは船に乗り、棒や簡易なソナーなどで二、三日かけて水深を測っていたが、無人ボートの導入で半日から一日で同じ範囲を測量できる。

 市農林水産課の埴田大助さんは「これまでは人力に頼ることも多かったため、安全性も確保できる」と利点を説明する。市では、無人ボートで得た情報を海底の土砂の堆積傾向の把握にも活用する。 (谷大平)

 

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