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コウノトリ 能美に初飛来 県内11市町目 住民、4羽確認

飛来したコウノトリ=能美市金剛寺町で(高文子さん提供)

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 能美市金剛寺町で、野生下で絶滅した後に人工繁殖されている国の特別天然記念物「コウノトリ」四羽の飛来が確認された。県内には二〇〇九年に加賀市に初めて飛来し、十一市町目の確認。南加賀地区では二例目で、能美市への飛来は初めて。七月二十九日に地元住民が見つけ、三十一日夕まで確認できたが、一日は見られなかった。

 飛来が確認されたのは二十九日午前六時ごろ。散歩中の地元住民が水田で餌を探す四羽を見つけた。

 コウノトリの繁殖や自然放鳥に取り組む兵庫県立コウノトリの郷公園が、金剛寺町で稲作する杉元聡子さん(38)=小松市波佐谷町=が撮った写真から特定。園が両足に付けた目印により、うち二羽は兵庫県豊岡市生まれの雌(一歳)と雄(ゼロ歳)のいずれも雌と分かった。

 飛来した水田は無農薬にこだわり、能美市徳久町の稲作農家宮田順一さん(60)らが栽培。農薬を使う田んぼに比べ、ドジョウなどコウノトリの餌となる生き物が多く育つという。

 撮影した杉元さんは「ここにすみ着いてくれればうれしい。二日以降また姿を見せてくれれば」と期待を寄せる。ただ、日本野鳥の会石川の高文子さん(72)=能美市灯台笹町=は「コウノトリは“大食漢”。食欲を満たすだけの餌があるかどうかが問題」と指摘する。

 コウノトリの郷公園などが〇五年から自然放鳥に取り組んでおり、国内で現在百十九羽が生息する。餌を求めて長距離を渡るので知られ、北海道や沖縄への飛来例もある。(吉野淳一)

 

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