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福祉用具 優しい工夫満載 県バリアフリー賞 部門最優秀に2点

(上)家具調の見た目の「流せるポータくん2号」(下)洗浄暖房便座を付けられる「流せるポータくん3号」=いずれもアム提供

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流せるポータブルトイレ

 県バリアフリー社会推進賞の表彰式が六日、県庁であり、七人十団体が受賞した。お年寄りや障害者の自立支援などを図る創造的な作品をたたえる福祉用具部門では、後片付け不要の水洗式ポータブルトイレなど工夫を凝らした用具二点が最優秀賞に輝いた。(福岡範行)

 トイレは仮設トイレの製造販売レンタル業「アム」(津幡町)が開発し、販売、レンタルしている「流せるポータくん2号・3号」。便器から延ばしたホースを下水管などにつないで水で流す。電動ポンプを使うため、床下を通す工事をしなくても窓などの好きな場所にホースを通すことができ、トイレの設置場所はベッドそばなど柔軟に選べる。

 一般的なポータブルトイレはバケツに排せつ物をためる方式で、定期的に片付けが必要となり、臭いも出やすいが、これらの課題はポータくんで改善できる。新保昌貴専務は「誰かに排せつ物を片付けてもらう気兼ねもなくなる。受賞を励みに、もっと利用を伸ばしたい」と語った。

さまざまなものに取り付け可能な「いっしょにあそぼ。どこでもテ〜ブル」=県提供

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どこでも使えるテーブル

 もう一つの最優秀は、金沢こども医療福祉センターの作業療法士可長(かちょう)京子さんが作った「いっしょにあそぼ。どこでもテ〜ブル」。センターに通園する姿勢を保ちづらい障害児向けの製品で、ベビーカーなどに取り付けて本を置く台などに使える。乳幼児を前向きに抱いたままテ〜ブルを大人の腰に固定して一緒に本を読むこともでき、障害のない子どもにも活用できる。

 谷本正憲知事は「バリアフリーという考え方は世の中の常識になってきた」と語り、受賞者の先進的な取り組みをたたえた。

 ◇そのほかの受賞者、団体(かっこ内は受賞対象)【施設部門】最優秀 石川トヨタ自動車、山岸建築設計事務所(石川トヨタ自動車金沢西店)▽優秀 能美市、コスモ計画設計(大成保育園)

 【活動部門】最優秀 平野友明▽優秀 車いす目線から巡る七尾の旅・2015▽奨励 全国パーキンソン病友の会県支部

 【福祉用具部門】優秀 大北岩(リモコン安全操作器具)高松外美子(よだれ・ガード)▽奨励 高田隆二(水やりとうばん)荒木茂(かみぷれす1号・2号)松本忍(ベッド転落予防感知装置)川端鉄工所(くるっとカチットヤマハJWX−1用)金沢工業大FMT研究所(起立着座動作支援装置)大和(食のユニバーサルデザイン)

 

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