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将棋界に新ヒロイン 初の女流王位 渡部「実感ない」

第4局で里見香奈女流王位(左手前)を破り、初タイトルとなる女流王位を獲得した渡部愛女流三段=13日夜、徳島市で

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 ブームに沸く将棋界に新たなヒロインが誕生した。13日に徳島市で指された第29期女流王位戦五番勝負(中日新聞社主催)の第4局を制し、初めて女流王位に就いた渡部愛女流三段(24)=タイトル獲得に伴い、同日付で昇段。終局後もしばらくは表情を崩さず、第一人者の里見香奈前女流王位(26)=女流王座、女流名人、女流王将、倉敷藤花=との激戦の余韻にひたるように、無言で盤面を見つめた。

 本局は里見が5二飛(6手目)とゴキゲン中飛車を採用したのに対し、渡部が4五桂(35手目)と仕掛けて戦いに突入。渡部の9五歩(55手目)の端攻めに里見は4六飛(56手目)と勝負手を放ち、難解な攻防が続く。

 7六桂(86手目)から激しい寄せ合いとなったが、里見の3三同金(106手目)が疑問手。渡部は5五桂(107手目)で流れをつかみ、寄せ切った。

 所属する日本女子プロ将棋協会にもたらした久々のタイトル。自身初の栄冠だが「他の棋戦では負けているのであまり実感がない」と謙虚に語った。女流王位交代の一局を見守った立会人の武市三郎七段は「微妙な形勢が続いたが、里見の緩手をとがめた渡部が押し切った」と評した。

◆「5五桂で勝ちに」

 渡部愛新女流王位の話 中盤から終盤は、指す手がよく分からなかった。6四の香を取られて混戦になったが、5五桂(107手目)で勝ちになったかと。自分のいいところ、悪いところが4局とも出たシリーズ。初タイトル獲得の実感はまだ湧きません。

◆「ミスが目立った」

 里見香奈前女流王位の話 中盤のどこかで踏み込むべきだったが自重してしまった。6七金右(73手目)と(相手の)陣形が盛り上がり、少し苦しかったです。終盤も間違えてしまった。この五番勝負ではミスが目立ってしまったので、結果は仕方がありません。

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